お付き合いをして、同棲までしていたのに結婚に行きつかず「相手が出て行ってしまいました」というご相談を受ける事があります。
同棲前は、起きたら好きな人がいて、時間を気にせずに、ずっと一緒にいられる。
二人だけの世界を創り、好きな事、楽しい事を共有して、模擬結婚のようでなんだかワクワクする!なんて良いイメージがありますよね。
相手の意外な一面を見られる事も同棲の醍醐味かもしれません。
しかし実際は良い部分だけでは無く、同棲には<注意しなければいけない事が沢山あるのです。
同棲には注意も必要
同棲を始めた人が気をつけなければならない問題点があります。
- お母さん化してしまう
- ルールで無意識に束縛してしまう
- マイナス部分ばかり見えてしまう
- 結婚など将来の事を後回しにしてしまう
1.お母さん化してしまう
同棲すると、初めのうちは、家事の分担を考えていたとしても
女性は料理や掃除、洗濯など、相手の為にしてあげる事が楽しくなり、相手の期待に応えようと頑張ってしまいます。
男性もそんな彼女を見て将来を想像したりと幸せを感じるのでしょう。
しかし同棲が進み、その生活が当たり前になると、<感謝する事も感謝されることも減ってきてしまいます。
まだ結婚前ですし、お互いに仕事をしている方が多い同棲生活。
「仕事して疲れているのは同じなのに家事まで全部させられている」「なんで私だけ?」と女性は不満も出てくる事でしょう
男性も当たり前に任せきりで、気遣いが出来なければ彼女に不満を持たせてしまい、二人の不満は溜まって行く一方になってしまいます。
2.ルールで無意識に束縛してしまう
同棲カップルの問題で、生活習慣や自分以外の人間関係などの問題で仲がこじれてしまうことは少なくありません。
性格によっても様々で、洋服の干し方、畳み方、食事後の片づけ、掃除の仕方、お風呂やトイレの使い方、ゴミ問題など
時には友達と外出する時もあるでしょうが、同棲前は気にもしていなかった「帰りが遅い」なんて不満も出て来るのです。
常に一緒にいるようになると、自分のやり方と合わない些細な部分が露出していき、同棲前には感じる事のなかった、イライラするポイントが見えてきてしまいます。
<育ってきた地域や環境が違えば、家庭によってもルールは違います。
我慢のしすぎも良くありませんが、自分のやり方を相手に押し付けてしまうと無意識に束縛してしまい、干渉し過ぎにならないように話し合っていく事が必要になってきます。
3.マイナス部分ばかり見えてしまう
同棲するようになると、相手のマイナス部分が嫌でも見えてきます。
良い部分も悪い部分も知っておきたいと思って同棲を始める方も多いでしょうが、例えば困っている時に
「気付いてくれない」「助けてくれない」「やってくれない」「気配りがない」
と悪い部分だけを見てしまい、良い部分を当たり前、<悪い部分をマイナスと自分勝手に評価してしまうのです。
相手の悪い部分が気になり始めたら、意識的に相手の良い部分を探すよう努力する事が必要になり、相手にとって自分は魅力的な人になれているのか?を考えてお互いに歩み寄っていかなければ上手くはいきません。
4.結婚など将来の事を後回しにしてしまう。
前述している様に、結婚前にお互いの良い部分や悪い部分を知っておくために同棲を始める方も多くいるのですが、同棲に慣れてしまうと、先の未来を考えるのを止めてしまい
「今のままの関係が楽だ。今のままでいいや。」と、結婚のタイミングを逃してしまうカップルも少なくはありません。
現状のままで満足してしまって「結婚」ではなく「別れ」を待つ状態になってしまう場合も考えられ、二人の未来の話し合いから逃げてしまっては、この先進展はありません。
同棲はゴールではありません
好きな人とと一緒に暮らしたい。
純粋な想いから同棲を始めたとしても、同棲を続けていくうえで相手の嫌な部分を知り、続けていけないとあなたは思ったとします。
果たしてそれはあなただけでしょうか?
相手も同じように考えているとは考えませんか?
同棲はゴールでもなければ、スタートでもありません。
良い部分も、悪い部分も全てひっくるめて、相手の事を想う気持ちを大切にし
ただ一緒に暮らすだけではなく、コミュニケーションを取り合い、お互いを尊重し合い二人で歩んで行きましょう。
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